このサイトを訪れたからにはご存知だと思いますが、
連日のように新聞やテレビで、癌(がん)に関する報道がやむことはありません。
しかし、そのどれもが、どうすればガンが治るのかという報道よりも、
がん治療に関する医師不足や病院のランキングなど。
本当の「現実的な問題」に向き合うものはそう多くはありません。
現実的な問題とは、他でもない、家族がガンで苦しんでいることです。
また同じガンといっても、癌細胞ができた場所によっても違いがありますし、
がんの進行状態によっても大きな違いがあります。
一口に「ガン」といっても、いろいろな種類があり、その状態によっても大きな違いがあるにも関わらず・・・
区別なしに、ひとまとめにして扱っている、そんな情報に対して疑いを隠せません。
なぜなら、そのような情報は、一つ一つ取り上げるほどの価値がないものとして、
ひとまとめに扱っていることが、実に多いからです。
今から、あなたに読んでいただく内容は、私の家族が経験した、
現実的な「癌と闘った経験値」の一部始終です。
そのどれもが机上の空論ではなく、まさに現実問題として起こったことなんです。
だからといっても、どこかの病院や団体を糾弾するものではありません。

「どのようにガンが発覚したのか?」
2008年2月。血尿が出る母が自宅近くの病院へ向かったところ、
膀胱炎と診断されました。
普段なら処方されたお薬で治るのですが、
数日経ってもよくならなかったため、再度同じ病院へ向かいました。
すると診断結果は「ガン」である可能性が高いため、
今すぐにでも大きい病院で再検査を受けることをすすめられました。
急いで某大学病院で精密検査したところ、
やはり診断結果はガンでした。
あらゆる癌の中でも腎臓ガンは非常にめずらしいレアケースであることを知らされました。
と同時に、癌の進行が思っている以上に進んでいることがわかりました。
あの時「先生、私死ぬんですか?」と泣きたいのをおさえながら、
病院の先生に尋ねていた、母の姿が今でも忘れられません。
家族の私たちにとって、非常にショックな出来事でした。
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「抗がん剤投与の影響とは?」
それから第一回目の抗がん剤投与までの日々は、
いつも通りの日常として過ぎていきました。
ただひとつだけ違っていたことは、
いつも自宅にいる母が病院の一室にいることでした。
当時はまだ末期がんであることを知らされなかったこともあり、
家族の誰もがひたすら病気が治ることだけを信じていました。
抗がん剤投与の後に見た、母の姿は想像を絶する以上のものでした。
一切食事が受けつけられないばかりでなく、
嘔吐し続け、目も開けられない状態だったのです。
こんな思いをするくらいなら死ぬほうがマシだと、
当時の母は言っていました。
その病院の医師の説明では一回目の抗がん剤投与によって、
70%~80%のがん細胞をやっつけられると事前に知らされていました。
しかし抗がん剤投与後に受けた説明では、
態度を豹変させ、余生を楽しめという内容だったそうです。
治るといってた話が急転直下のごとく、
途中で放り出された形となってしまったのです。
「保険がきかない東洋漢方によるガン治療とは?」
成す術をなくしてしまった私たち家族は、
別の手段を探すために新たな情報を求めました。
そうやって見つけたのが東洋漢方による治療だったのです。
民間の医療施設による治療ではありませんでしたので、
保険がききませんでした。
ガンの苦しみと共に、経済的な苦しみがダブルで襲ってきたのですが、
それでも母の快方を願い、漢方を飲み続ける日々がやってきました。
ちょうどその頃、抗がん剤の副作用で抜け落ちた髪の代わりに、
生まれてはじめて美容院でかつらを新調しました。
そんなある日のこと、車で移動している際に、母がぽつりと一言こぼしました。
「あの人たち、みんな、髪の毛があって羨ましいわ」
「またすぐに生えてくるよ」と談笑するわけですが、
それでも痛いほど母の気持ちを察することができました。
漢方による自宅治療に専念していたのですが、
夜7時くらいになる度に極度に具合が悪くなっていきました。
毎日飲んでいた漢方を途中から飲むことさえ嫌がるようになったのは、
母の体調が一向によくならなかったからです。
それでも定期的に東洋漢方のクリニックに出向いて行くと、
「無理して飲まなくてもいい」という言葉をいただくばかりの日々・・・
またもや途中で放り出された形となり、信じたものに裏切られたような、
そんな気分を家族の誰もが感じた瞬間でした。

「救急車にお世話になる日々とは?」
それから夜になると具合の悪さが加速していき、
ついに救急車を呼ぶほど状況が悪化していきました。
点滴をうつ母の横顔を見つめながら、
もはや家族の私たちも疲れのピークを迎えていました。
翌日少しはよくなった母の笑顔を見ると、
疲れのピークを忘れるほど喜び合う家族の姿がありました。
あの時、私たち家族は家族で支えあう大切さを、
あらためて学んだ瞬間だったのでしょう。
しかし数日後には体調を急変させ、
再び救急車を呼ばなければならないことが数回続きました。
搬送先の病院がなかなか見つからず、
大通りで停車した救急車の車内に取り残されたこともありました。
(ニュースの中で起きていることが現実になるだなんて…)
そんな時でも私たちはひたすら願うことしかできませんでした。
自分の母が身体を痙攣させる姿を見ることになるとは、
あの時まで思いもしませんでした。
本当に切ない感情に胸を引きちぎられる思いだったのです。
「信頼できる医師との出会いとは?」
そうやって次の策をうつべく、新たな某病院のお世話になることになりました。
不思議な縁で知ることになった病院だったのです。
その病院の医院長先生に今までの経緯を話してみると、
東洋医学に頼った甘さを知ることになりました。
癌の末期の末期になると途中で投げ出したように、
放り出す姿勢を他でも散々見せてきたことを知りました。
また現在の日本が「日本全国ガン難民」になっている現状を教えてもらいました。
ようやくたどり着いた信頼できる医師との出会いでした。
医師の膨大な症例データによる経験値がいくつも蓄積されていることと、
私たち家族の経験値が重なる瞬間でした。
インターネットの時代において、口コミや噂も大切な情報源ですが、
もしくはマスコミに掲載された記事も貴重な情報源なのかもしれません。
しかし、それ以上に「実際に体験してきた事実」というのも、
貴重な情報源になりえることを知った瞬間でもあったのです。
つまり「ガンと闘う患者や家族だからこそ知りえる情報がある」ということです。
わらをもつかむような心境で過ごしてきた家族の想いに対して、
次第にわずかな木漏れ日が差し込んできました。
医者としての「大きな使命」を感じていることが頼もしく感じました。
だからこそがん患者である母も、私たち家族も一緒になって、
ついに信頼できる医師と出会えたことに喜びを隠せなかったのです。
それからの私たち家族は、その病院の筋の通った考え方や、
看護師さん達の優しい配慮によって、次第に心が癒されていったのです。
「車椅子の思い出とは?」
それから一時帰宅しては楽しい時間を過ごしながら、
たまには車椅子でお散歩をする日々を過ごしていきました。
なるべく精神的なストレスを減らせるよう、
できる限りの努力をしていきました。
生まれてはじめて車椅子を扱いましたので、
お散歩に出かける際は極めて慎重に押し出していきました。
少しずつ母の身体が歩行するスピードになってくる度に、
嬉しそうにしている母の姿が愛おしくてたまりませんでした。
同時に胸の中で、もし神様がいるのならば、
大きな感謝を伝えたい気持ちで胸の中がいっぱいになっていきました。
ある日のこと。いつもと同じように車椅子でお散歩していたのですが、
途中で傾度のある坂道にさしかかってしまったのです。
そこは工事現場で誘導する男性がいたのですが、
その男性は、とっさに手を貸して、私たちを助けてくれたのです。
さもアタリマエのように行動するその男性の優しさに導かれながら、
私と母は無事坂道を登りきることができました。
すぐに「ありがとうございました」と声をかけると、
こちら以上の笑顔で微笑んでいる姿がまぶしく感じられました。
人の親切がこれほどまでに大きな力をもたらしてくれることを、
母と一緒になって嬉しがりました。
感謝で胸が溢れていったのは言うまでもありません。

「2008年ハロウィーンの出来事とは?」
しかし楽しい日々は長くは続いていきませんでした。
2008年のハロウィーンを迎える前日、
深夜の2時頃、入院先の病院から、突然の連絡が携帯に入りました。
眠い目をこすりながら気合を入れなおして、
車のエンジンを入れました。
マイカーで夜道を走らせながら思ったことは、
慎重に車の運転に集中することでした。
夜中に叩き起こされた衝動と眠さを吹き飛ばしながら、
高鳴る鼓動を静めることを思い続けました。
車中で視界に入ってくる現実とぼやけた頭が考え出すあらゆることが、
車線変更して病院に近づくたびに一致していきました。
院内の駐車場に車を滑り込ませた後、
私たちは母が待つ病院の一室に急ぎました。
そこでは見たこともない管でつながれた母の姿があり、
大きく息をしようと必死になっている、新たな現実が目に飛び込んできたのです。
「天国への旅たちとは?」
それから数時間後・・・
母は天国へ導かれるように、
私たち家族と手を繋ぎながら旅たっていきました。
自分の親が亡くなることを信じることができませんでした。
でも母は最期に笑顔を残しながら、静かに息をひきとっていったんです。
「生んでくれてありがとう。」
気づいた時に私は、母の胸元で何度もこう言ってました。
元気だった頃の母なら、「今さらなんでそんなことを言うのよ?」と、
おどけて冗談交じりに言っていたことでしょう。
しかし、もう母から冗談を聞かされることはありませんでした。
2008年ハロウィーンの日、母が天国へと旅たってしまったからです。
それから数時間後、入院していた部屋を整理して荷物を車に積み終えると、
どうしても必要なものがでてきました。
それは涙をぬぐうためのティッシュでした。

「ガンと闘う日々の回想とは?」
ティッシュで何度ふいても溢れてくる涙が、
私たちに母の存在の偉大さを知らしめしてくれたのでしょう。
家族として過ごした日々に別れを告げる代わりに、
優しい陽射しが、残された家族がいる部屋の中に降り注いでいきました。
光につつまれながら、そばにいる私たち家族にとっては、
ガンと闘った壮絶な日々が思い返されました。
窓から降り注ぐ太陽の光が、
光を浴びる世界の「闇と現実」を明るく照らし出していました。
どこまでも続く、言いようのない寂しさとショックが、
母のいた部屋に果てしなく広がっていきました。
母への大いなる感謝が胸に溢れてくると、
泣きながら笑っている不自然な笑顔をつくっていました。
それでも残された家族としてやるべきことがまだまだありましたので、
最後まできっちり天国まで見送る決意をすることになります。
その時ふと胸に浮かんできたことがあったのですが、
生前の母と交わしたひとつの約束でした。
その約束が、いまここで、あなたに読んでいただいている内容です。
「ガンと闘った家族だからこそ 【 知りえた情報 】 がいくつもあるのだから、
私達の経験を << 全国でガンに苦しむ家族達 >> の役に立ててほしい」
この約束を守るために、当サイトを立ち上げることにしたのです。

このような人は私のガン情報にはむきません

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